IWC マーク18 プティ・プランス 現代の日常ユースの時計としてはほぼ理想形のモデル
仕様:ステンレススチールケース&ブレスレット、自動巻きムーブメントCal.30110(ベースムーブメント:ETA2892-A2)、パワーリザーブ42時間)、サファイアクリスタル風防、防水性:60m防水、ブルー文字盤(夜光塗料インデックス&針、軟鉄製耐磁文字盤)
サイズ:ケース横40.5mm、厚み約11.0mm
定価:61万0200円
今だからこの時計について書きたかった!! そんな時計です、マーク18は。
本当によくできた時計であり、それは使っていると肌で感じることができる・・・本当に実感できるものなんですね。
(出典元:startimesupply)
今からもう10年以上前に本来ならばETAムーブメントの供給は止まっているはずでした。
ところが業界から猛烈な反発に遭ってしまい、2020年まで供給するわとか言い出す始末・・・
実は業界では嫌われ者のETA社だとか・・・。
そんな中でIWCはいち早くセリタを新たなムーブメント供給源として確保。
高級ラインには自社ムーブメント、そしてスタンダードラインにはETAかセリタのチューニングムーブメントという2層展開にさっさと切り替えました。
当時は周囲からやれ「IWCもとうとうETAポンで荒稼ぎを始めた」だとか「IWCは普通の時計ブランドに成り下がった」だとか散々言われていましたが、当のIWCは実際そんなこと夢にも考えてなかったのかもしれません(笑)
「え? いい時計作ればいいんでしょ? だからさっさと安定した供給源を見つけたんだけど・・・・それが何か?」ってなもんで(笑)案外冷静に対処したのかもしれませんね。
IWCは自分たちが技術屋だって絶対的な自信を持っているし、ETAポンだと揶揄されているマークシリーズに搭載されているCal.30110だって、元はETA2892-A2・・・IWCがETAに散々ギャンギャン注文つけて改良させた隅々までよく知っているムーブメントです。